映画紹介

映画レビュー『見える子ちゃん』は“見えてしまう”あなたへ贈る、笑って泣けるホラーコメディ

2025年6月6日、全国ロードショーとなった映画『見える子ちゃん』は、一見ホラー、でも中身は心揺さぶられる青春ドラマ。女子高生・四谷みこが突然”見えてしまう”ようになったことから始まる不思議な物語。最後の結末に、あなたの心は耐えられるか!?

🎬 映画の詳細情報

  • 公開日:2025年6月6日(全国公開)
  • 原作:泉朝樹『見える子ちゃん』(KADOKAWA刊/WEB連載から人気沸騰)
  • 監督:安里麻里(『アナザー』『リアル鬼ごっこ』など)
  • 主演:原菜乃華(『ミステリと言う勿れ』『すずめの戸締まり』など)
  • 共演:滝藤賢一、吉田美月喜、奥平大兼 ほか
  • 主題歌:Aimer「霞の向こうに」(ソニー・ミュージックレーベルズ)



物語のあらすじ

ある日突然、“見えてしまう”ようになってしまったごく普通の女子高生・四谷みこ。

目の前に現れるのは、おぞましい怪異たち。しかも、彼らは「見えている」と分かると、執拗にまとわりついてくる。見えるけれど、絶対に反応してはいけない――。みこは心臓バクバクになりながらも「完全無視」を貫く日々を送ることに。

一方で、思春期特有の家庭のすれ違いや、人との関わり方に悩む繊細な日常も描かれ、ホラーでありながら、等身大の“高校生の心模様”が観客の共感を誘います。


見どころ・レビュー

●原菜乃華ちゃんの圧倒的存在感!

主演・四谷みこ役の原菜乃華さんが、とにかく可愛い。けれど、それだけではありません。 驚愕と恐怖、戸惑い、そして心を押し殺しながらも誰にも頼れない孤独感――そんな複雑な感情を絶妙に演じ切り、観る者を一気に作品の世界へと引き込みます。

●生者と死者に同じ態度というユニークな構図

劇中では、反抗期の少女らしく、親に対してもそっけない態度をとるみこ。 一方で、霊に対しても“見えていないふり”をすることで、結果的に同じような距離感を保っています。 その対比が、「見える/見えない」に関係なく、人との関わりの難しさを際立たせていて印象的です。

●“見える”からこそ孤独になる苦悩

【見えてしまう力】という孤独 みこが感じているのは、“霊が見える”という恐怖だけではありません。 他人と違うことでコミュニティから孤立してしまうかもしれない──という不安も彼女を包んでいます。 現代の若者が抱える「多様性」と「孤立」の葛藤を、絶妙なバランスで描いているのです。

●ラスト10分で世界が反転する!

物語は終盤、まさかの展開へ。それまで順に辿ってきた物語が、最後の10分で見方が180度変わる“感動の仕掛け”が隠されています。 ホラーが苦手な人でも大丈夫。笑って、驚いて、そして最後には心がじんわり温まる――そんな不思議な映画体験が待っています。


こんな人におすすめ!

  • 原菜乃華さんのファンの方(間違いなく惚れ直します)
  • 一風変わった青春ドラマを観たい人
  • ホラーは苦手だけど、ちょっと怖くてちょっと笑える映画ならOKという人
  • “多様性”や“自分らしさ”について考えている人
  • 日常に少し疲れたけど、ちょっとした感動に癒されたい人

ひとこと感想

霊も怖いけれど、人の本音や孤独のほうがよほど怖い。 だからこそ、この映画は「見えない誰かの気持ち」まで、そっと包み込むように描いています。

映画『見える子ちゃん』、ぜひ映画館の大スクリーンで体感してみてください。 あなたにも“見える”感動が、そこにあるかもしれません。

あとは、滝藤さんの演技はやはり素晴らしかった……! 滝藤----っっ!!

※映画紹介についての一連の記事はこちらにまとめていますので、是非一読ください。

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