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お米の平均価格がついに3000円台に!4週連続の値下がり

農林水産省が6/23に発表した米5キロあたりの平均価格は、前の週に比べ256円値下がり、3920円になりました。

4週連続の値下がりでついに3000円台となり、安堵の声も。

備蓄米放出の効果か?そして、令和の米騒動の原因は何なのか?

米の平均価格がついに3000円台に!4週連続の値下がり

農林水産省が6/23に発表した米5キロあたりの平均価格は、前の週に比べ256円値下がり、3920円になりました。

コメの平均価格…3000円台に値下がり 4週連続の値下がりで5キロあたり先週に比べ256円値下がり、3920円に

農林水産省によりますと、6月9日から6月16日までに全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は、前週より256円下がり、3920円となりました。

これで4週連続の値下がりとなり、ついに3000円台となりました。

小泉大臣に変わってからの2000円前後の「随意契約」の備蓄米の販売が5月31日から始まり、その影響が大きく出始めているものとみられます。

米の平均価格値下がりに、市中の声は?

米の平均価格値下がりの報道に対し、市中の声はどうなのでしょうか?

一部では備蓄米などが店頭に並び、価格値下げの効果を感じる声がある一方で、まだ近場の小売店では値下がった米を見ていない、備蓄米以外の銘柄米は下がっていない、そもそも備蓄米が回ってきていない、など、価格値下がりを実際に実感できているところは少ないようです。

備蓄米放出から市中に出回るまでに時間がかかることは理解しつつも、早く、広く効果を実感できるようになってほしいですね。

米価格に対する市中の声(6/23時点)

  • 家計を預かる身として、米の値下がりは素直にありがたいニュースです。
  • つい最近までは、店頭にすら並ばなかったじゃないですか。随分変わったと思います
  • 下がってきてますね。前は広告の値段で5キロ3600円くらいで安い!買いに行かなきゃ!ってなってましたけど今その値段ぐらいが多くなってきてます。
  • 平均価格が下がっているって実感が全くわかない。
  • まだまだ5キロ五千円前後が主流です。備蓄米はまだ並んでません。
  • 首都圏に住んでいて大手スーパーに買い物にいきますが、ニュースでの報道と目の前のギャップに驚いてばかりです。
  • 何が原因で米価が急騰したのかを解明して欲しいと思います。
  • 米不足と言われていながら今になって銘柄米が山積みされている理由を追求するべきだと思う。

米の平均価格が下がった要因は?

2025年6月現在、米の平均価格が下落している背景には、アメリカ農務省(USDA)が発表した豊作見通しや、日本国内における備蓄米の放出輸入米の増加が影響しています。

特に、米国の在庫増が価格を下押しする要因として大きく作用しています(USDA「World Agricultural Supply and Demand Estimates(WASDE)」2025年6月号より)。

また、農林水産省の需給見通し(2025年5月)によると、国内在庫調整も進められており、これが市場価格に影響を与えています。

一方で、日本国内での備蓄米21万トンの放出、さらに、2024年収穫量が改善し、輸入米の流通増加も価格抑制に寄与しています。

米の平均価格が上がったそもそもの原因は何なのか?

2023年から2024年にかけて、米の平均価格が上昇した大きな要因の一つは、生産コストの高騰と、卸業者・流通業者による価格の上乗せです。

農家の高齢化や人手不足により作付面積が減少し、需給バランスが逼迫したことが根本にあります。さらに、卸売段階での仕入れ価格つり上げや、流通過程での中間マージンの積み重ねが、小売価格に影響を与えました。

また、家庭内備蓄の増加など需要側の不安心理も一時的な買い控え・買い溜めにつながり、価格を押し上げる要因となりました。

(参考:農林水産省「米をめぐる最近の情勢」2024年版、JA全農経済研究所レポート等)

米の平均価格の今後の動きは?

  • 国際相場(米国)はしばらく下落基調。在庫過剰が明確であり、価格は底堅く推移すると予測されます。
  • 日本国内では備蓄米放出の戦略が継続されれば、価格の急上昇は抑えられますが、効果は一時的です。
  • 日銀の金利政策と物価動向、天候・災害リスクは中長期において重要なファクターとなります。

総じて、当面は需給改善と備蓄介入が価格抑制に寄与する展開が続く見込みですが、気候変動や金融政策の影響で変動要因も多いため、中長期的には不透明感が残るといえるようです。

安定して安いお米が購入できるようになるには、まだもうしばらくの時間が必要なようです。

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